ファイヤーエンブレムシリーズ、メタルギアシリーズ、クロノトリガーシリーズのサントラを紹介します。


○ファイヤーエムブレムシリーズ

「ファイヤーエムブレム」とは、ロールプレイングゲームの様にキャラクターを育てながら ストーリーを
進めていくシミュレーションゲームです。

シミュレーションとしての出来も絶妙で、ストーリやキャラクターがしっかりと成り立っているのに加え、
このゲーム独特の「一度死んだら二度と生き返らない」というルールにより、
一度プレイしたらやったらキャラクターに強い思い入れをしてしまう。
はまる人にとっては麻薬のようなゲームです。

少し20代の方なら、「ファイヤ~エ~ムブレム」と歌うオペラ調(?)のCMを覚えておられるかもしれません。

オペラ調の曲や女性作曲家ならではといえる繊細な曲が多く、
ゲーム同様に音楽にもファンが多いのも特徴です。

今回はベスト版を紹介。

◆ファイアーエムブレム~ザ・ベスト 1「ファイアーエンブレム/暗黒竜と光の剣」,「同/外伝」

オススメ度:★★★★

ベスト版第一弾
人気ゲーム「ファイアーエンブレム/暗黒竜と光の剣」,「同/外伝」で使用された全60曲を完全収録。

わたしはスーパーファミコンで「暗黒竜と光の~」を遊んだのですが、
ストーリがしっかりと練られていて楽しめました。
曲もなかなかストーリにあった名曲ばかりです。

◆ファイアーエムブレム~ザ・ベスト 2
オススメ度:★★★★

ベスト版第2弾・

「紋章の謎」「聖戦の系譜」から,オリジナル・ゲームミュージック全77曲を収録。

「紋章の謎」は「暗黒竜と光の~」の続きのストーリで。
「聖戦の系譜」は、ストーリーはいいけど、システムは複雑でしたね。
後半にユニット同士の子供が出てくるんですが、そのかけあわせ(競馬か!?)を考えるのが
大変でした。

音楽はポップス系で聴きやすくなっています。

参考:ファイヤーエムブレム・サントラ一覧

 

○メタルギアソリッドシリーズ

「潜入」の面白さが味わえる名作。ストーリーも奥深く、
ゲームの枠を超えた感動が味わえます。

音楽もストーリをしっかりと支える名曲が多いです。

今回は第一作目のサントラを紹介

◆メタルギア・ソリッド [SOUNDTRACK]
オススメ度:★★★★★

メインテーマが実に「潜入」の醍醐味をうまく音に乗せていて
実にいいですね。

エンディングテーマも物語を飾るのにふさわしいコーラ入りの
曲となっています

○クロノトリガーシリーズ

第一作「クロノトリガー」は、たしか「ドラゴンクエスト」の堀井雄二がシナリオ監修。
「ドラゴンボール」の鳥山明がキャラクターデザイン。(「ドラクエ」のキャラクターもやってます))
「ファイナルファンタジー」の坂口博信がプロデュースといった
黄金のスタッフで制作されたRPGで、マルチエンディング方式を採用した
なかなかのいい出来の作品でした。

第二作もスタッフは変わりましたが、
なかなか遊べるRPGです。

作曲は両方とも同じ方がされていて、実にいいですね。
僕は第2作の「クロノクロス」の音楽がどちらかといえば好みです。

◆クロノ・トリガー オリジナル・サウンド・ヴァージョン
オススメ度:★★★★

スーパーファミコンということで、第2作「クロノクロス」と比べて
音が少し物足りない部分もあるかもしれませんが、
非常にメロディが独特な透明感のある綺麗なものです。

「予感」「クロノ・トリガー」は、スーパーファミコンの電源をいれて
何回も聴いた思い出があります。

◆クロノクロス
オススメ度:★★★★★

透明感あふれるやさしいメロディが特色で
戦闘の曲を聴いていても、”優しげな”印象があります。

Amazonのレビューにも書いてあるとおり、
弦が指をすべる音までゲームで鳴らしていて
作曲者の音に関するこだわりがたくさん詰まったアルバムになっています。

どの曲もとてもいいのですが、
「星を盗んだ少女」「RADICAL DREAMERS~盗めない宝石~」が
オススメです。

ファイナルファンタジーシリーズ・オウガバトルシリーズのサントラを紹介します。


○ファイナルファンタジーシリーズ

ドラクエと並ぶRPGの有名シリーズ「ファイナルファンタジー」。

ドラクエはオーケストラ風で荘厳な感じがしますが、
このシリーズの音楽はメロディがとてもきれいで、ききやすい曲ばかりです。

しかし、このシリーズは、サントラCDが多すぎてどれがいいのか
正直迷ってしまいました。。。。

だって、アマゾンで調べたら全96種類あるですもん。
そこで、私の独断と偏見で選んでみました。

◆ファイナルファンタジー バトルアレンジ-THE BLACK MAGES- [SOUNDTRACK]

オススメ度:★★★★★

戦闘シーンの曲のみを選曲し、ハードロック調にアレンジした曲。
曲のノリがよくテンションをあげたいときにはオススメの1枚です。


アルバム「-THE BLACK MAGES-」HP

 

◆POTION~Relaxin’ with FINAL FANTASY [SOUNDTRACK]
オススメ度:★★★★

FFの曲を使ったリラクゼーションアルバム。
ケルトやフィンランドの民族音楽などをフィーチャーした楽曲が
とても心地よいです。

ピュアな音色にぜひ身をゆだねてリラックスしてほしいアルバムです。

 

◆POTION(2)Relaxin’ with FINAL FANTASY
オススメ度:★★★★

「POTION」の第2弾。
今回はボーカル曲もはいっています。
やさしいメロディーは、気分を落ち着けたいときに最適。

 

 

◆まほろば
オススメ度:★★★

ファイナルファンタジーⅠから最新作ⅩⅠまでの各シリーズBGM約700曲から、
人気バラード楽曲に歌詞をつけたヴォーカルアレンジバージョンです。

フェイ・ウォンが歌って大ヒットした8作目のテーマ・ソング 「Eyes On Me」 の日本語バージョンを収録してます。

アルバム「まほろば」HPはこちら

あれ?…アレンジバージョンしか紹介してないですね。ごめんなさい。

その他のファイナルファンタジーシリーズのサントラはこちら

参考:作曲者「植松伸夫」氏のホームページはこちら

○オウガバトルバトルシリーズ

この「オウガバトルシリーズ」については、
あまりご存知ではない方も多いかもしれませんが、
知る人ぞ知るゲームで、熱烈なファンがいます。

おいおいゲームについては詳しくとりあげますが、
音楽のほうは、オーケストラ風でダイナミックな曲が多いかといえば、
繊細な心情表現をしている曲もあります。

ただ、”世界に浸れる”。そんな名曲が多いです。

作曲者の一人の崎元氏については別のページでもとりあげています。

しかし、このシリーズって現在中古ばかりなんですが、
ほとんどのアルバムにプレミアがついています。。。すごいなあ。

◆伝説のオウガバトル全曲集
オススメ度:★★★★★

伝説のオウガバトルのサントラ集。現在入手困難。
壮大なオウガバトルの物語を彩るにふさわしいオーケストラ風の
名曲が勢ぞろい。

いくつかオススメの曲をあげてみると…

「Overture」
一番最初に流れる曲。壮大なオウガバトルの入口としてはふさわしい曲。

「Guerrilla War~Rout」
戦闘曲。一進一退ですすむバトルをあらわすにふさわしい緊迫感あふれる曲。

「Do or Die~Brass of Victory」
ボス曲。これも名曲。

いい曲ばかりなんですが、現在入手困難なのがイタイですね。
再販されないものなのでしょうか?

◆タクティクスオウガ
オススメ度:★★★★★

ストーリーが「姉弟間の複雑な感情」「親友との対立」などなど
暗いところにかたよっているので、音楽も暗いところに集中しています。
でも味わい深い曲ばかり。

オススメは暗くない曲を。
「Fortune Teller 2」「a cygnet」「blessed memory」なんかですかね。

「伝説~」はダイナミックな曲が多かったですが、
こちらは繊細な曲が多いですね。

オウガバトルシリーズに関して今回取り上げたのはオリジナルバージョンだけですが、
アレンジバージョンも存在しています。
その他のオウガバトルシリーズのサントラはこちら

ドラゴンクエストシリーズ・MOTHERシリーズのサントラを紹介します。


○ドラゴンクエストシリーズ

有名なので、いちいち解説するのが面倒なのですが、
「ドラゴンクエスト」の音楽は、大御所すぎやまこういち先生が作曲されていて
とても臨場感のあふれる曲ばかりです。

メロディーがいいんですよねえ。毎回。

今回のドラゴンクエスト8はプレイステーション2なので、
いままでのハードと比べて
すぎやま先生の作曲のイメージとかなり近いものが
ゲーム機上で再現されたようで、とてもいいサウンドがなっています。

ドラクエ8は空を飛ぶときの曲がまたいいんですよ。
ドラゴンクエスト3の曲がアレンジされたものが使われているんですが、
思わず感動してしまいました。

これは、ほんとにゲームをしながら聞いてもらいたいです。
空を飛べるようになるエピソードもまたいいんです。
それがあるから余計に感動するんですよ。今回のドラクエの場合は。
詳しく書けないのが残念。

ドラクエの曲の中で順位をつけるとすれば
「ドラクエ3、ドラクエ8、ドラクエ5」になりますね。

◆交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ…

オススメ度:★★★★★

これは再録版で、ロンドンフィルの演奏をクラシック技術の録音に
すぐれたソニーがCD化し、とてもいいものに仕上がっています。

ドラゴンクエスト3は、それまで以前のシリーズの「ロト伝説」の完結編として位置づけられており、お話自体もさることながら、音楽も素晴らしいのでぜひともオススメです。

◆「ドラゴンクエストVIII」オリジナル・サウンドトラック
オススメ度:★★★★★

(「オリジナル」音源=PS2で鳴っている音そのまま)

これはオーケストラ演奏ではなくて、ゲーム機であるPS2でなっている音楽をそのまま録音してCD化したものです。

いままでのハードだと性能面からすぎやま氏の意図がどうしても再現し切れなかったようですが、今回PS2という高性能のハードということで、”これなら大丈夫”という判断がくだされたようで、発売にいたったようです。

ゲームの全BGM39曲に加え、ドラクエファン垂涎のレベルアップ、セーブ音等の音楽効果音も、もれなく収録した必聴盤。
ボリュームたっぷりのCD2枚組みです。

とくに「おおぞらをとぶ」がオススメです。

◆交響組曲「ドラゴンクエストV」天空の花嫁
オススメ度:★★★★

こちらもロンドンフィル演奏、ソニー録音の盤です。
ドラゴンクエストシリーズの中でも名作と名高いVのサウンドドラックらしく
聴き応えのある名曲ばかりです。

ドラクエVは、大河ドラマのように、世代を超えた物語が展開されるのですが、
それを紡ぐストーリーもさることながら、彩りをそえる音楽もまた
素晴らしく、ぜひともじっくり聴いて、その世界にひたってほしいです。

その他のドラクエシリーズはこちら

参考:すぎやま先生のホームページはこちら

 

○MOTHERシリーズ

コピーライター糸井重里氏が制作したRPG「MOTHER」。

「こどももおとなもおねーさんも」「エンディングまで泣くんじゃない」という
キャッチコピーはある年代の人なら聞いたことあるんじゃないでしょうか?

音楽にかぎらずビジュアルも含めたゲームから感じるものが
すごく「ピュア」なんですよ、MOTHERは。

ドッキリするようなセリフやシチュエーションもあるんだけど、
根底にあるのは、自然で純粋なやさしさ。

押し付けがましいものでもなく、あくまでプレイしたひとが
自然に感じ取れるものがぽんぽんとゲーム中でも置いてあるような。

音楽もそんな感じで、どの曲もよくて、順位なんてつけられないですね。

◆MOTHER
オススメ度:★★★★★

これはリマスタリング版なんですが、アマゾンの説明によると、
「ムーンライダースの鈴木慶一による全曲イギリス録音で、あのマイケル・ナイマンも参加」とあります。

イギリスまで行って来て、ほとんどの曲をコーラス入りで収録してきたらしいです。

調べてみて「そこまでやっているんか。。。」とあきれました。

もとはファミコンのゲームで「ピコピコ」音なんですが
歌&原曲アレンジを実に11曲に施して収録。

11曲目がファミコン音源なんですが、それでも耳障りのサウンドではなく、
じつに聴いていてキュートです。

さらに、未発表のデモトラックも収録されていて、
MOTHERの音楽に少しでも惹かれた人なら必携のアルバムとなっています。

◆MOTHER2 ギーグの逆襲
オススメ度:★★★

こちらは、上のものと違ってスーパーファミコンの音源がそのまま入っています。

1曲1曲が短めに収録されていて、正直1枚じゃなくて少々値段が高くても
2枚組みで収録してほしかったなーと思ったんですが、
それでも十分聴いていて、MOTHER2のピュアでやさしい世界に浸れます。

◆MOTHER1+2 オリジナルサウンドトラック
オススメ度:???

これはリミックスなんですが賛否両論ありますね。
「たいしたことない」「聴くと気持ちが落ち着きます」といろいろな意見があります。
ぼくは手を出してません。
聴いた人は感想をお願いします。